【財団新事業案内】辻哲夫理事長のご挨拶

投稿者: | 2020年7月1日
※辻哲夫理事長ご挨拶(PDF)

「健康生きがいづくりアドバイザー」は、 今、社会に切望されています

生きがいづくりを手助けする 人材養成のために、財団を設立  

 健康・生きがい開発財団は1991年に設 立、その背景には老人福祉のあり方の問題 がありました。  1998年当時、私は厚生省社会局で老人 福祉課長の職にあり、当時の事務次官の吉 原健二氏から「これからの高齢者には健康 と同時に生きがいも大事だ」と言われ、それ を念頭に、さまざまな施策を展開しました。 そして、「生きがいづくりを手助けする人材 養成」の役割を担うために、当財団が設立さ れたのです。  「仲間をつくり、仲間とともに生きがいを もって社会の中でなんらかの役割を果たし、 その結果として健康で生きがいが持てるまち づくりに貢献する」。このような活動を支援 する人材こそが、「健康生きがいづくりアド バイザー」なのです。

日本の未来のために

 現在、多くのアドバイザーが全国で育って います。各地で協議会組織をつくり、住民の 健康生きがいづくりのための活発な活動を 展開しており、今後の活躍が期待されてい ます。  アドバイザーには、これからの超高齢社 会を明るく希望あるものにする力がありま す。リタイア後、人生の二幕目を充実させる ために、ぜひこの資格を取っていただきたい と思いますし、資格をお持ちの方はご自身の 人間力を生かして地域でもうひと働きして いただくことを期待しています。  日本の未来のために、ぜひ一緒に頑張り ましょう。


■健康・生きがい開発財団について
名称:一般財団法人 健康・生きがい開発財団
理事長:辻 哲夫
設 立:平成3年(1991年)

事業内容:
1 中高年齢者の健康生きがいづくりを支援する 人材
 (健康生きがいづくりアドバイザー、生きがい情報士)を
  養成するためのカリキュラムの開発および研修事業の実施
2 中高年齢者の健康生きがいづくりを支援する人材に関する資格認定
3 中高年齢者の健康生きがいづくり支援のためのシステム開発
4 中高年齢者の健康生きがいづくり活動に関する啓発・調査研究
5 関連団体との連携及び協力


辻哲夫(つじ てつお)1947年兵庫県生まれ。 東京大学法学部卒業後、厚生省(当時)に入省。厚生省老人福祉課長時代に健康・生きがい開発 財団の設立準備の段階から関与。その後、厚生省大臣官房審議官、厚生労働事務次官等を歴任し、 2007年退官。2009年4月東京大学高齢社会総合研究機構教授に就任し、2020年4月より客員 研究員。厚生省在任時以来、高齢者が健康で生きがいを持てる社会づくりに力を尽くしている。


■出典:一般財団法人 健康・生きがい開発財団