【八千代】「無給」で働く95歳

投稿者: | 2020年3月10日

ヤフーニュース(コスモポリタン記事)で素敵な話題があったので・・(下記抜粋)

人生100年時代」と言われる今、貯蓄や年金問題はもちろん、“老後をどのように生きていくか”について考えている人も多いのではないでしょうか。

<People>によると、オリンさんはこの30年間、近所のセブン-イレブンのお手伝いに行くために、毎朝夜明けと共に起きているそう。お店では陳列棚をきれいに整頓したり、コーヒーマシンの水量をチェックしたり、ピザ用の段ボールを折ったり、お客さんに笑顔を振りまいたりして過ごしているとのこと。

このようなことを始めた理由について、オリンさんは「(店員たちの)作業が遅れることが何度かあったから、『僕がやるよ』と言ったんだ。自分ができる範囲で手伝っているよ」と語っています。

自主的に始めた仕事のため、お給料は求めておらず、ご本人いわく、代わりに1杯のコーヒーとバナナを貰えれば十分とのこと。

<USA TODAY>によると、オリンさんがお店にやって来るのは、毎週月曜日から土曜日の朝5時頃。日曜日は教会でのミサのためにお休みするそう。

彼はここでの仕事をとても楽しんでいるそうで、「ただ、お客さんと会って話をするんだ。だから僕は彼らのことをよく知っているし、彼らの家族が元気にしているかどうかも知っている。彼らと話していると、学べることが多いんだよ。お子さんたちがどんな活躍をしているか、とかね」と話しています。

また、お店で働いていると“居ないときに誰かに気づいてもらえる”という一面もあるよう。

現役時代はアメリカ合衆国郵便公社で働いていたというオリンさんは、数年前に奥さんを亡くしており、息子一家が近所に住んではいるものの、現在は一人暮らし。なので遠方へお出かけする際は、お店の店長のティム・スウォーツェルさんに報告しており、報告なしにオリンさんが出勤しない日は、ティムさんがオリンさんの自宅まで様子を見に行くのだとか。

ティムさんはオリンさんについて、「彼は家族の一員だから。とてもユニークで面白い人だよ」と述べ、またお店の常連であるリック・サイズモアさんも、「オリンのことが大好きだよ。みんな将来、彼のようになりたいと思ってる。とても尊敬されている、地域のリーダーなんだ」と語っています。

住民たちからは「Mr.G」という愛称で親しまれているというオリンさん。今後も頑張って、日々のルーティーンを続けていきたいそう。

ハーバード・メディカルスクールによると、いくつかの研究で、65歳以降も働いている人のほうが、より健康で寿命も長いと発表されているとのこと。

もちろん、各々の経済状況や健康状態によって選択肢は変わってくると思いますが、「老後をどのように生きたいか」を考えるのは、人類共通のテーマなはず。

オリンさんが選んだ生き方をヒントに、自分が楽しめる老後とはどんなものか、一度考えてみるのはいかがでしょうか?