【国分寺市】内藤地域センター地域交流会

投稿者: | 2025年9月29日

(渡部)フレイル予防をテーマにいただいた今回の講義は、結果としてどう生きるか、そしてどう最期を迎えたいかを問う時間となった。フレイルが身体機能の低下だけでなく、社会とのつながりの希薄化や生きがいの喪失と深く結びついている以上、その予防を考えることは、人生の最終段階への備えを考えることと、ひと続きである。そうした視点から、ACP(人生会議)や死生観に多くの時間を割いたつもりである。
 特筆すべきは、講師が一方的に語るのではなく、ともに参加したメンバー3名にもそれぞれ約10分の発表の場をいただけた点である。地域での支え合い、多世代のつながり、生きがいづくりを立場の異なる声が重なったことで、講演は聴く場からともに考え、支え合う実践を共有する場へと広がったと思う。

 フレイル予防は、運動や栄養の話にとどまらない。人とのつながり、生きがい、そして人生の最終段階への備えまでを含んだまちづくりそのものである。死を見つめることが、より良く生きることを見つめ直すことへとつながる。人生100年時代における、その実感を分かち合えた一日であった。