【八千代】加齢と老化について考えてみる

投稿者: | 2020年6月16日

今回も初任者研修テキストから”加齢と老化について”の身体的な変化についてをお話していきたいと思います。

 まず加齢(エイジング)とは、「年をとること」「年齢を重ねる事」であり老化とは、「成人以降に加齢に伴って身体の機能が徐々に衰退する事」「年をとるとともに身体機能がだんだん衰える事とあります。

 そして老化とは病気ではなく、誰にでもおこる生命現象の一つです。なぜ老化が起きるのでしょうか?研究者が考える老化の学説には大別して二つあるのですが、一つは、生れた時に既に遺伝子へ老化の過程が組み込まれているという説。もう一つは、長く生きることによる多数の障害が体内に蓄積する事で老化がおきるという説です。

 老化によって様々な身体の変化が起こります。その内の一つに環境の変化に臨機応変に対応する能力が低下し、俗に言うホメオスタシス恒常性の維持)が難しくなるのです。※ホメオスタシス=外界の変化に対して生体(身体)を安定した一定の状態に保とうとする働き、ホメオスタシスはギリシャ語で「同一の状態」を意味する。

 短く簡単な説明ですが、加齢を重ねて老化することは人類にとって避けては通れない課題である以上、上手くお付き合いしていけば良いのだと思います。