リエゾンで標語にしているひとつをご紹介したいと思います。
Pay Forward(ペイ フォ-ワ-ド)、日本でいうところの「恩送り」です。
「恩送り」の概要
「恩」とは、めぐみ、いつくしみのことである。 誰かから受けた恩を、自分は別の人に送る。そしてその送られた人がさらに別の人に渡す。そうして「恩」が世の中をぐるぐる回ってゆくということ。
「恩送り」では、親切をしてくれた当人へ親切を返そうにも適切な方法が無い場合に第三者へと恩を「送る」。恩を返す相手が限定されず、比較的短い期間で善意を具体化することができるとしている。社会に正の連鎖が起きる。
出典: 恩送り フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
近年では、Randome Act of Kindness(ランダム アクト オブ カインドネス)「ランダムな親切の行い」をという優しい世界が拡がっている。これもやはり日本でいうところの「恩送り」ではないかと少し誇らしく思ったりもします。
話は変わりますが、Pay Forwardというとこちらの映画を思い浮かべる方もいらっしゃるかと。 少年が社会科の課題で考えた世界を変える方法で、 自分が受けた親切な行いを次の3人へ繋いでいく「善意を次へ渡す=Pay it Foward」が徐々に連鎖して大きなムーブメントを起こす!という心温まるストーリーでした。
日々の暮らしに慣れきった人たちは、
良くないこともなかなか変 えられない。
ダメだってあきらめてる。
でも・・
あきらめたら負けなんだ
By トレバー少年(ハーレイ・ジョエル・オスメント)
また話は変わるのですが、むかし驚愕しただけでなく心底感動したエピソードがある。それはアメリカのあるコーヒーショップで、数百人が数時間におよび誰かの為に一杯のコーヒーをおごるという善意の輪が繋がった話である。大きな話題となりニュースにもなったが自分にはそんな思考がなかったことに心の豊かさがないことに恥ずかしささえ覚えたのを今でも忘れられない。
「情けは人の為ならず」とは、情け(=親切)は、いずれは巡り巡って(他でもない)自分に良いことが返ってくる(だから、ひとに親切にしておいた方が良い)という意味の表現である。
やはり恩送りやペイフォワードやランダム アクト オブ カインドネスなど善意の輪は、心を豊かにするだけでなく自助・互助の基本にも繋がり、それが地域や自分を豊かにし、さらにはフレイル予防にも繋がっていくものであるのではないかと今は思う様になりました。
纏まりのない記事になってしまいましたが、少しでも誰かに届けばとアップしてみましたが…もし思いついた「恩送り」などがありましたらご連絡ください。