【八千代】老化するという事(視覚)

投稿者: | 2020年6月4日

 老化は誰しもに訪れるものだと思いますが、今日はその老化の中でも”視覚の老化“についてを少しお話してみたいと思います。

 まず視力は生後9か月くらいまで発達していき、40歳を過ぎたあたりから60歳ぐらいで著しく低下、75歳以上では92%の人に近方視力の低下がおこると言われています。また視野も75歳を過ぎると上にある棚や時計、案内板、信号機などが見えづらくなり、上にある棚や出っ張りにぶつかる事故などが起こり易くなります。

 次に、色彩については暖色系は識別できるが寒色系の色は見えづらくなります。なので私が携わる利用者さんに対しても食事やレクリエーションの時などには赤やピンクなどの暖色系を敷き対応するなどしています。

 さらに、明暗についても暗い所から明るい所へ行く際などの順応機能が低下する為、一瞬見えなくなり転倒や壁にぶつかったりする事などがおこります。

老化するという事』を理解するのは本人はもちろん、身近にいる人達の為にも、少しでも寄り添う為にも必要なことと言えるのではないでしょうか。